灼熱地獄の後は少しだけ涼しい林道ライドとパンクトラブル 浅間山林道(丹沢) [東丹沢・ヤビツ・宮ヶ瀬方面]
2018年8月26日 猛暑日
W台風19号&20号が一昨日に過ぎ去った8月最後となる日曜日
そんな中、関東もまだまだ続く猛暑日予報のこの日、少しだけ涼を求めに丹沢方面へヒルクライムへ・・・
結果的にはこれまでのライドの経験上この日が最も暑さを感じる日となりました。
↑ 前日のウェザーニュースより
先週同様にスタート時刻が午後からとなってしまったため、念のため輪行袋も収納して日没までに戻れそうなエリアまで
先週は渋沢丘陵を走って来たばかりだったので、海水浴シーズンで混雑する海沿いを避けたエリアを走りに行くとなると残すはヤビツ方面か・・・といつも通りこの日も軽い気持ちで出発してみたらその後トンデモナイことに・・・(苦笑)
いつものようにR134に出てから途中で海沿いCRへ
例年8月下旬ともなれば晩夏と言われ気温もそろそろ少し落ち着いて来る時期ですが、この日も猛暑日で絶好の海水浴日和でした
烏帽子岩にもサンサンと太陽が照り付けて岩の上もとても熱そう。。
今日は気温をリアルタイムで把握したくてトップチューブにホームセンターの園芸コーナーで2個90円で購入したミニ気温計を貼り付ける。
海沿いはすでに気温計は39℃を計測(暑ッ!)
その後はR134で相模川に架かる湘南大橋へ
一昨日の台風20号により丹沢、道志方面はかなりの降水量だったようで相模川河口の水も濁り気味でした
平塚市内に入りR134を少し走って花水川河口へ
まだまだ残暑が厳しいけどカモメ達もそろそろ戻ってくる時期か
花水川橋よりR134を離れ県道62号で秦野方面へ走ります
この道は路肩が狭く普段はあまり走行しないのですが、日中の時間帯なのでさほど交通量もなく走れたのは幸いでした
しかし炎天下によるアスファルト舗装からの輻射熱によりまだ20kmも走っていないうちに額からまるで噴火するほどの汗が流れ落ち、まるで熱~い温泉にでも浸かっているような気分に陥りました(笑)
金目川の水は澄んでいてとても長閑な風景です
この周辺では川遊びしている方々も見かけたので、こんな暑い日はロードバイクではなく水浴びの方が良かったかなぁと少し思いましたが(笑)
少し先に見えるのは小田急線の鉄橋です。
その後は秦野市内に入り、自宅より約30kmあるヤビツ峠に通じるR246名古木交差点に到着です。
ここで信号待ちの際に気温計をチェックすると・・・
なんと41℃!?
どおりで今日はやけに身体の火照り具合がこれまでとは少し違うな~と実感
トップチューブの熱の照返しや路面からの輻射熱により多少の誤差はあるものの、額からの汗の噴出具合により体感的には確実にその誤差は3℃以内と思われこれは体温越えと確信しました(大汗)
とりあえず蓑毛まで登ってみてからどちらに行こうか判断することにして県道70号のヒルクライムスタート!
第二東名高速の工事現場を通過
前方に大山~丹沢表尾根が聳えます
灼熱地獄の下、蓑毛の激坂区間に突入
ちょうど2年前の猛暑日にもヤビツアタックした記憶が蘇りましたが、この日は何故かペダルが全然回らない・・・
(→その時の記事はこちらです)
今夏は酷暑の下、足柄峠や箱根越えもしてきたけど今日はその時より荷物も軽めにしてきたにもかかわらず既に身体が沸騰している感覚に陥り、これは体調以前の問題で暑さが異常だということを痛感(苦笑)
蓑毛バス停広場でたまらず休憩
水をかぶってクールダウンを試みても今日はいつもと違い体熱が下がらないので今日はここから続く浅間山林道へヒルクライム
浅間山林道はヤビツほど急ではない坂道でそのピークは標高500m程度のヒルクライム
このあたりで気温計を見ると先ほどより10℃以上も下がっていた(笑)
それでも30℃です 先ほどまでに比べるととても涼しい~?
ウグイスなど小鳥のさえずり♪を聞きながらヒルクライム
ギンヤンマや赤とんぼなどもちらほら飛び交っていました。
工事中だったことをすっかり忘れてしまったものの休工中だったので慎重に行けるところまで進んでみます
青空と山深いグリーンのコントラストが抜群です!
浅間山山頂にあるアンテナも見えます
厚木~横浜方面の眺望
標高500mほどのピークを越えてから一気にダウンヒル
ボトルの水も空っぽになったこともあり今日は阿夫利林道は止めて、かき氷で有名な清水屋さんまで下ります。
ここでかき氷を食べようと思っていたら結構混雑していたので、そのまま一般道に出てから伊勢原方面までさらに下ります(ここで水分補給し忘れたことが後に大変な事態に・・・)
ボトルの水も空っぽ
さてそろそろ自販機休憩を目論んでいた矢先に後輪からプシュ~と嫌な音色が・・・
前々回の箱根に続き、今回もパンク
しかも今まさに喉がカラカラという最悪の状況で(泣)
取り敢えず日陰のある場所まで移動していつも通りチューブ交換に取り掛かりますが、こんな時に限って予備チューブへの交換時にタイヤレバーでひかっき傷を付けてしまったようで最後の砦:イージーパッチで補修して走り始めるも3kmくらい走ったらスローパンクによりついに走行不能に陥りました。。。
暑いし喉もカラカラだしこれで万事休すと思い輪行袋もあるので伊勢原駅まで歩くことにしました。
ところが歩きながらスマホで自転車屋さんを検索してみたら幸いにも約2km先のR246交差点にある営業しているお店がヒット!
満身創痍の身体でようやく辿り着いたお店でチューブだけ購入し軒先のスペースをお借りして自分でチューブ交換をして無事完了。
まさに窮地を救ってもらえるような絶好な場所にあるお店と軒先のスペースと仏バルブ用ポンプも親切に貸し出して頂いたお店の方にはには本当に感謝です!
もしこれがもっととてつもない山奥だったらと思うと、予備チューブ2本+パンク修理キットなども装備しておくことが山岳ライドでは必須ですね。
復活した自転車に跨り、気分一新して伊勢原より平塚方面を走ります。
強烈な西日を背に受けながら長閑な田園地帯を走ります
それにしても今日は日没まで強い陽射しでした
用水路の先には湘南平(高麗山)が見えます
その後はR129を経由して神川橋より相模川沿いを南下
ここまで来てようやく気温が下がったことを実感(笑)
終盤は湘南銀河大橋を渡ります
西の空には富士山と夕焼け
そして相模川の北側には・・・??
超巨大な入道雲が漂っていました。
この雲がその後雷雲となり、ラピュタの出現か!と東京、埼玉方面で結構話題になったようです。
■走行距離 75km
■獲得標高 1,058m
■消費カロリー 1,756kcal
今日はいつものようにササッとヒルクライムして戻ってこようと思っていたのですが、まさかこれほどまでにドラマチックな展開になるとは想定外な日曜午後の昼下がりのひと時となりました・・・(苦笑)
お盆終盤は丘陵ライド 渋沢丘陵~おおいゆめの里 [渋沢丘陵・曽我丘陵・大磯丘陵等]
<大井町:おおいゆめの里より富士山>
お盆Week最終日
この日は午後2番より少しヒルクラを交えての丘陵ライドへ
7月上旬より続く連日の猛暑によりほぼ連日仕事上がりの暑気払いということで何かとビールを飲む機会が続いたこともあって夏にも関わらず体重が増加するという珍現象?に陥ってしまい(笑)、これはそろそろマズイかもということで箱根越えライド以来約2週間ぶりにロードバイクで走って来ました。
お盆最後の週末は気温がこれまでの猛暑とは一変しグッと下がり日中は27℃前後でしたが、夕方は半袖ジャージでは肌寒さを感じるほどこの日だけは9月下旬と思えるほどの一日でした。
自宅を出発後いつものようにR134に合流してから海岸線を走ります。
茅ヶ崎海岸手前で海沿いCRに入り海の様子を少しだけ観察
太平洋沖に台風19号が発生し、嵐の前の静けさのごとく今日の海は波もなくとても穏やか
いつものようにコンデジズームで烏帽子岩を撮影してみてさらにビックリ!
これほど岩の細部まではっきりとした写真が撮れるのはそれだけ空気が澄んでいる証拠です
R134でサザンビーチ前をスルーして相模川に掛かる湘南大橋へ
気温計は27℃表示 かなり涼しく感じました。
ジェットスキーが行き交う相模川河口の先には伊豆大島がクッキリと見えます。
R134で花水川も渡り、大混雑の大磯のビーチをスルーしてR1に入ります。
R1に入るとガラガラでいいペースで走れました
大磯城山公園付近より前方に富士山が見えます。
この時点で今日は富士山の眺めが楽しめそうな丘の上コースに決定!
二宮交差点を右折しアップダウンを繰り返す県道71号で秦野方面に向かいます
前方の大山が視界に飛び込んで来るこの場所も定番になって来ました^^
中井電話局前交差点を左折して工業団地をヒルクライムして渋沢丘陵まで登ります。
途中、東名高速の陸橋からも富士山が綺麗に見えました。
渋沢丘陵に入りユルユル登っていきます。
渋沢丘陵には自転車だけでかれこれ15回くらい訪れていますが、この日はいつもと逆ルートを走ったこともありこれまで気付かない風景も結構楽しめました。
このあたりから箱根の大涌谷まで一望出来るとはまったく気付きませんでした。
大涌谷をズームで
そして秦野盆地の先には丹沢表尾根が一望(右から大山~三ノ塔~塔ノ岳~鍋割山など)
その後は震生湖をスルーしてレインボーカントリーの先にある路地を右折します。
ちょうどやまゆりライン起点部の手前の道になります。
静かな道を進むと見晴らしの丘というスポットに到着(地理的にはあしがら乳業さんの近くです)
写真正面に富士山のてっぺんが見えます。
今日は意外と肌寒くこのあたりで帰路に就こうと思っていたのですが、この時期としては富士山が終始クッキリと見える日は滅多になさそうだったので、もうひと山登って富士山の絶景スポットを目指すことに!
長閑な道を進みます。
やがて斜度20%くらいある急坂を下ります(登りでは絶対使いたくない!)
◎の路面を見てしまうとどうしても神奈川最強激坂の明神峠・三国峠がフラッシュバックしてしまいます(笑)
↑ 以前ヒルクライムした恐怖の明神峠の激坂(2016年秋)→その時の記事はこちら
ASATさんの記事にも紹介されていましたが、ちょうど先日2020年東京五輪のロードレースのコースが発表され、この明神峠の激坂区間を含む距離234km、獲得標高4865mというとてつもない超ハードコースが設定されたようです。→関連サイトはこちら
いつかは自分もマイペースでこんなトンデモナイコースを一度走ってみたい気もしますが、きっと3日間くらいは掛かるでしょう(笑)
そんな以前登った激坂区間がフラッシュバッグするような渋沢丘陵の激坂区間をしばらく下り岩倉川沿い経由で県道77号に合流したあと、少し北西に進んでトンネルを出た後のすぐ左側に大井松田カートランド入口交差点へ
ここを左に入って鬱蒼とした樹林帯をしばらくヒルクライムします。
こんな感じの道を進み、その後ダート区間を織り交ぜながら進むと少し広い道路に出てから右折して道沿いに登っていきます。
おおい夢の里入口の交差点に到着
目的地は少し進んだ先にあります。
そして到着
ここは曽我丘陵周辺では富士見塚と並び屈指の富士山の絶景スポットです(穴場ですが)
眼下の足柄平野の先には矢倉岳と富士山
なかなか風光明媚な場所です
上空の薄日に照らされた富士山のシルエットがイイ感じです。
それにしてもこの空模様をみるとすっかり秋のような感覚に陥りました。。
しばしこの光景を楽しみたかったものの、気温も下がりウインドブレーカーも持たずに半袖一枚で走って来たので肌寒くてそそくさと帰路に就きます(笑)
途中、秋の訪れを告げる栗の実も青くなってきました。
登ってきた道を県道77号まで戻り南下します
ここは雑色横穴墓群と呼ばれる場所で、田んぼのグリーンとのコントラストが鮮やかでした。
収穫前のこの時期ならではの光景だと思われます。
その後は県道709号で押切橋まで走ってからR1で来た道を戻ります。
大磯海岸は海水浴客から帰る車で大渋滞でしたが、肌寒い夕方だったのでそれほど人もいないだろうと思い大磯照ヶ崎海岸に立ち寄ってみます。
磯の香りを感じながらちょうど日没間際の富士山がここでもクッキリと拝めたので今日はこれで満足です
大磯からは大渋滞中のR134を走行して終盤は海沿いCRを流します
カメラ設定をミスってしまい月が上手く撮れませんでしたがマジックアワーの海岸線を見納めしその後はもR134をひた走り無事に帰宅しました。
■走行距離 76km
■獲得標高 806m
■消費カロリー 1,474kcal
今後はもう少し消費カロリーを稼げるようなライドをしなければ、体重増加に歯止めがかからないかもしれない・・・(笑)
湘南の海から夏の夜空 天の川など [日常]
<湘南の海から天の川>
お盆終盤に夜空が久しぶりに雲もなく星がクッキリと綺麗に見えていたので、思わずカメラ機材を担ぎ自転車に乗って地元湘南の海を走って来ました。
と言っても自転車で走った距離は往復10kmも満たないので、今回は夜空の撮影がメインでしたが(笑)
この日は箱根に月が沈みます(夕陽ではありません)
星景撮影は月明かりないのがベストなので、月の沈む時刻を狙って海岸に到着です
(スマホの場合、画面が小さいのでクリックしていただくと星空がわかりやすく見えると思います)
鵠沼の海岸線に続くライトの先には江の島灯台が見えます。
江の島の左上にちょうどクジラ座が見えました(わかるでしょうか?)
↑ クジラ座のイメージ
相模湾の遥か彼方の水平線の夜空には存在感のある火星(ソフトフィルター使用)
7月30日に火星大接近でも話題になったばかりですが、その明るさは他の星と比べると別格ですね
そしてやぎ座α流星群がこの季節はピークなんです。
この夜も別の方角の夜空を三脚&タイマー撮影中に相模湾を眺めていたら、運よく流星が2回も見れました(ラッキ~!!)
北側には北極星とおなじみのカシオペア座もクッキリと見えます。
右下にはつい先日の8月13日が流星群のピークで話題になっていたペルセウス座も確認できます。
さらに視線を上に向けると、夏の大三角形(アルタイル、テネブ、ベガ)とはくちょう座
写真下部はR134号線の照明や車のライトによる光害ですが。。。(苦笑)
そして南側には火星と天の川~♪(ソフトフィルターにより星を滲ませて見えやすくしています)
左側に火星、天の川下部にいて座と土星、上部にわし座などが確認できます。
お盆期間中は雲が多い夜が続いていたのですが、この日の夜は久しぶりにすっきりとした夜空だったかと思います。
終盤は小田原~箱根方面に続く海岸線と相模湾の満点の星空をまったり楽しんでから海沿いCRで帰宅
高山で拝む満点の星空とまではいかなかったですが数年前の北アルプス登頂時以来久しぶりに満点の星空を僅かながらの時間を眺められたので、これから空気が澄んだ夜に自転車で撮影しにいくことも楽しめそうです^^
盛夏の箱根越え 箱根裏街道~長尾峠ヒルクライム [箱根・熱海・真鶴・小田原方面]
<宮城野を流れる早川の清流>
2018年8月4日
暑い日が続いてますがこの週末は箱根の長尾峠までヒルクライムして来ました。
前日のニュースによると名古屋では史上最高気温となる40.3℃を記録するなど、全国的にも連日の猛暑が続いてます。これほどまでに猛暑が続いてしまうと普段の生活での疲労感もなかなか抜け切らなくなりますね。。
この週末は仕事の疲れも溜まっていたので少し身体を休めるつもりでノーライドの予定にもかかわらず、これまでの経験上せめて週末くらいは有酸素運動をしていい汗を流した方が身体にとってプラス効果があると思ったので当日朝に走りに行くことを決めました。
特段目的地を決めてなかったのですが暑いのでなるべく標高の高い場所を走りたいと思い箱根方面を選択。
↑ 標高グラフ 長尾峠は標高911mです
↑ Google Earth
箱根方面を走るとなると箱根旧道、足柄峠、椿ラインなどが候補になりますが箱根旧道と足柄峠はつい最近走ったばかりだし、椿ラインは混雑する海沿いを湯河原まで走ることになるので今回は自転車の登りでは未走行だった箱根湯本からR1~宮ノ下~箱根裏街道~仙石原~長尾峠をヒルクライムしてみることにしました。
正午前に自宅をスタート
今日は輪行バッグを持参して帰路輪行で挑みます。
いつもどおりR134に出てから海沿いCRに寄り道
今日も湘南の気温は32℃くらいまで上昇
数日前の猛暑に比べれば少し和らいだ感覚です。
茅ヶ崎の海に浮かぶ烏帽子岩周辺は風もなく穏やかそうです
この日は走行ルートの茅ヶ崎、大磯、小田原のほか、厚木と横須賀など花火大会の同日開催が目白押しでした(ここまで重なるのは珍しいです)
R134 湘南大橋で相模川を渡ります
気温計は30℃を表示
前夜の雷雨による影響で相模川河口も水量多め(昨晩は仕事帰りに見事雷雨に見舞われました。。。)
もともと中洲のある場所ではカモメ達が餌取りに夢中でした
大磯よりR1に合流し小田原方面へ
気温上昇によるアスファルトからの輻射熱による熱風を浴びながら大磯~二宮~国府津へと走ります
信号待ちで停車するたびに汗がポタポタと・・・
国府津海岸で海を見納め
酒匂川へ
これから走る箱根方面は霞んでます
小田原城で小休止
この暑さでは天守閣もガラガラのようです
灼熱の小田原市街を走り抜けて箱根に向けてヒルクライムスタート
まず湯本まで続く緩やかな登り坂を進みます。
箱根湯本で早川の清流を見ながら小休止
さすがに夏休みシーズンにより大勢の観光客で賑わっていました。
大混雑&大渋滞の箱根湯本駅前を走り抜けます
函嶺洞門
箱根駅伝でも登場する昭和6年から平成14年まで80年以上も落石などから国道1号線を守り続けた土木遺産です。
塔ノ沢温泉にある老舗旅館:一の湯
創業はなんと江戸時代で380年もの歴史を誇るそうでカメラを構える外国人観光客もチラホラ見掛けました。
以前宿泊したことがありますが、目の前を流れる早川のせせらぎがとても印象深かったです。
一の湯を過ぎると本格的な登り坂となります
箱根登山鉄道の鉄橋下を走行します。
この先の宮ノ下方面のR1は大型バスなどの交通量がとても多く、さらに上の写真のように路肩がほとんどないうえ凸凹の側溝蓋が連続する区間も多いので、この日の様に交通量がとても多い際の自転車走行はあまりおすすめ出来るルートではないことを痛感しました。
でも以前下りで走った時は、渋滞を除けばそれほど問題なく走れるルートだったと思います。
この区間を登りで使うメリットは激坂の箱根旧道に比べれば傾斜が緩いことだけといった感じでしょうか・・・
蛙の滝(かわずの滝)というR1沿いにある癒しスポットです。
昔このあたりの村人が夢枕に登場した蛙に木陰を作るように言われ、そのお告げに従ったら病気が治ってしまったことが名の由来だそうです。
しばらく走ると箱根登山鉄道:大平台駅に到着
このあたりは登山電車もスイッチバックを繰り返しながら登る区間なので道路も急坂区間が続きます。
ここで自販機の水を2本購入し、1本はボトルに補給
もう1本は熱中症対策により火照った身体を冷ますために頭からカブってクールダウンです(苦笑)
ここでリスタートしようとしたらなんと前輪のスローパンクが発生!
側溝蓋の凸凹区間をしばらく走り続けた衝撃が重なってしまったようで、昨秋より履き替えたタイヤ:グラベルキングでもさすがに敵わなかったようです(苦笑)
このタイヤに履き替えてからのパンクは初めてのこと。
日陰に移動して大汗を掻きながらチューブを交換し、気を取り直してからリスタート!
大平台温泉街は古き良き昭和の温泉街といった雰囲気が良いですね~
スマートボールのお店は健在です
宮ノ下前後はかなりの交通量でしたが芦ノ湖方面への交差点を直進すると幾分交通量も穏やかになったのも束の間。これより先のR138:箱根裏街道を仙石原、御殿場方面へとしばらく走りますが小田原~御殿場を結ぶ幹線道路により、交通量がとても多いのと狭い路肩の雑草も伸び放題でかなり神経を遣う走行を強いられました。。
宮城野付近より早川の清流とこれから向かう乙女峠方面を眺めます
暑過ぎて川で水浴びしたくなる衝動に駆られてしまいましたが。。(笑)
その後もR138で仙石原あたりまで単調に続く登り坂をしばらくヒルクライム
気温は29℃表示
箱根に入ってこのあたりは標高650mあるにもかかわらず序盤に通過した湘南大橋の気温計(30℃)とほぼ同じでとても暑い(笑)
3週間前に走った足柄峠も酷暑だったので、今夏は県内どこを走ってもこんな感じの夏になりそうです・・・
しばらく走ると仙石原へ
交差点をそのまま直進して右側に公時神社のある金時林道入口を見たらゲートに監視員の姿がありました。
2020年春頃まで工事により通行止めにようですね(東京オリンピックに向けて箱根へ通じる代替えルートの確保が目的でしょうか?)
乙女口のバス停付近でこの日3度目のドリンク休憩
ここ乙女口は乙女峠に通じる登山口でもあり、約30分登れば富士山の景色を楽しめる乙女峠に辿り着けます。
さらにそこから1時間ほど縦走すれば金時娘で有名な金時山まで登れます。
↑ 数年前に足柄駅から金時山経由で山歩きした時に乙女峠で撮影した写真がPCに残ってました。
乙女峠と聞くと一見名前からしてお姫様伝説のような感じですが、実際はとても可哀そうな出来事が名前の由来になっているようですね。
また乙女口バス停は新宿からの高速バスも日中の時間帯は30分に一本間隔で出ているので都心からのアクセスもとても便利です
→ 高速バス時刻表はこちら
ようやく長尾峠の分岐が近づいてきました
ちなみにR138をそのまま直進するとすぐに乙女トンネルで御殿場まで一気に抜けれるルートです。
分岐を左に入り予定通り長尾峠に向かいます。
大半の車は乙女トンネルに向かうので長尾峠方面に入った途端にガラッと雰囲気が変わります
これまで往来の激しい幹線道路を離れて、とても静かな道になります。
ここを走るのは2年ぶり
この道はかなりお気に入りの道ですが、自宅からのアクセスがとても長いのが課題ですね。
仙石原を挟んだ向こう側の大涌谷もよく見えます
少し走ると箱根ジオパークの案内板がある「長尾の露頭」に到着
このあたりの箱根外輪山は溶岩や火山砕屑物がいくつも積み重なっているそうで、ここは仙石火山の噴火により堆積した地層が観察できるとても貴重なスポットとのこと
緩やかな勾配の道を進むと箱根山と仙石原方面の眺めを楽しめます
先ほどの分岐点より長尾峠までは僅か3.5kmほどですが、とても素晴らしい道です。
2年前に訪れた時と同様にウグイスの囀りを聞きながら進みます
この短い区間のために今日は自宅から50km以上も走り交通量の激しい道をヒルクライムしてきたんだなぁと妙に実感(笑)
いつもは峠に辿り着くまでまだ着かないものかと思うものですが、この道だけは素直に峠にまだまだ着かないで欲しいと思える道です
でもほどなくして長尾峠に到着(笑)
標高は911m
ここから芦ノ湖方面の眺望
天然クーラーのトンネルを進むと静岡県に入ります
その後はR138交差点まで距離7km以上をしばらくダウンヒル
そして富士山の眺望は・・・雲が多過ぎで山頂部分が少しだけ拝める程度。。
標高900mからの下り坂では木陰&涼風により一気にクールダウン。
深沢東交差点より再び交通量の激しいR138を御殿場に下ります。
R138で東名高速のインターをスルーして御殿場駅へ向かいます。
御殿場駅箱根乙女口は駅前広場の工事中でした。
ちょうど御殿場始発の小田急に乗り入れる青いロマンスカー特急富士山号がホームに停車中でしたが、広場の片隅で自転車を収納し一本見送ってから鈍行列車に乗車。
今日は走行距離的にはそれほど走っていないものの暑い最中、箱根越えという相応のいい運動が出来たのと長尾峠の道を楽しめたので全体的には納得のライドになりました^^
■走行距離 72km
■獲得標高 1,566m(上り)
■消費カロリー 1,908kcal
■平均心拍 138bpm