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阿夫利林道をヒルクライムして紅葉の大山寺へ (紅葉&デカ盛りライド) [東丹沢・ヤビツ・宮ヶ瀬方面]

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<大山寺の紅葉> 2017年11月26日


強烈な西風が吹き荒れる日曜日の午後、紅葉が見頃といわれる大山寺までヒルクライムして来ました。

大山寺のある大山は丹沢大山国定公園にある神奈川有数の観光地で標高1,252mの山です。

大山の中腹にある大山寺は標高550mほどで一般的なアクセス方法はケーブルカーですが、阿夫利林道を使えば自転車でも訪れることが出来ます。

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この日の起床時はあまりにも風が強すぎてライドは控えようかと思っていたのですが、風の強い海沿いコースを避けた比較的近場の大山方面ならお昼スタートでも時間的には大丈夫かなと思い準備をして正午に自宅を出発します。

いつものようにR134を西進して茅ヶ崎サザンビーチへ

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吹き荒れる強風により、いつも賑わっているビーチ周辺は誰もいないというとても珍しい光景でした。


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せっかくなのでモニュメントで一枚 ちょうど真ん中に烏帽子岩が見えます

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茅ヶ崎港を後にしR134で湘南大橋(相模川)

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富士山が見えます。

しかし海から吹き荒れる強風が容赦なく身体にぶつかり[どんっ(衝撃)]、思わずバランスを崩しそうになりました(苦笑)

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相模川も強風で海から川へ水が押し返されているような感じに見えます

平塚市に入ってから風の強い海沿いから早めに退避するように県道61号で伊勢原方面へ北上します

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しばらく走ると風もほとんど感じなくなりました。

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次第に大山が近づいてきます

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遠目でも薄っすらと紅葉しているのが判ります


そして富士山[晴れ]

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すっかり冬富士[雪]になりました


伊勢原駅前を通過し、R246の7-11で休憩後、県道611号経由で大山旧道を登ります

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なだらかな登り坂をヒルクライム


大勢の観光客を乗せた大山ケーブル行きの臨時バスともすれ違います

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道沿いには少しづつ紅葉が現れ始めます。

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やがて清水屋に到着 名物のかき氷は終了のようでした。(13時45分)

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清水屋の左側より浅間山林道スタートです。

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↑ 地形図の様に尾根をなめるように登って行くのでそれほど急なこう配区間はありません。

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序盤は結構急な登り坂ですが、次第に緩やかになります

20分くらい登ると、浅間山林道ゲートが左側にある阿夫利林道の起点に到着

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このあたりの標高は350mほど 大山寺へ向かうには阿夫利林道を直進します。

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これより大山寺まで約3kmほどヒルクライム

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紅葉がいい感じ

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林道はいくつかの支尾根を縫うように進み...

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ゆるやかなカーブを曲がって…

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谷を挟んだ反対側の尾根は仁ヶ久保林道方面の紅葉

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入り組んだ山奥なので日差しの届かない区間が増えてきます

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阿夫利林道の平均勾配は5~6%程度

ほとんど対向車もなくとてもひっそりしていました。

その後もしばし登るとついに大山寺が見えて来ます。

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やがて駐車場に到着

ロードバイクを施錠して大山寺までは徒歩で進みます

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多くの観光客で賑わう大山寺へ

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なかなかいい雰囲気ですね〜

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真っ赤なモミジ 日差しが射し込む午前中ならもっと綺麗だったかも...

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それにしても見事な

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観光客が鳴らす鐘の音が「ゴ~~~ン」と山の中にイイ感じに響き渡りました

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標高550mほどとは言え、ジッとしていると描いた汗がすぐ冷えて来たのでゆっくりできず下山スタート(笑)

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下りはあっと言う間にダウンヒル[右斜め下](寒!)

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見晴らしポイントからは厚木、横浜方面の眺望

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横浜ランドマークタワーやベイブリッジも見えます

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空気の澄んだ時期はこんな眺めを楽しめるのもいいものです

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清水屋まで下り林道ライドはこれでおしまい。時刻は15時

陽の短くなった今の季節は16時30分頃までには帰宅したいものの、空腹感を感じたので途中どこかで食事を摂ろうと候補に挙がったお店へ向かいます


清水屋から伊勢原までは、ゆるやかな下り坂なのでしばらく快適モード[晴れ]

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R246に出てから伊勢原駅へ

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伊勢原駅に到着

ここは大山詣の神奈中バスの発着地です。

ヒルクライムで結構いい汗をたくさん流したので今日はメガ盛りで有名な麻釉さんへ 

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看板メニューのロースカツ定食 ごはん中盛(+50円)をオーダー

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重厚なとんかつ、その左側の尖った丼ぶり飯がハンドボールのように見える...(驚!)

中盛でもごはん2合くらいの量です。

ちなみに定員さんに大盛のご飯の量を聞いたところ、なんとご飯3.5合分とのこと...(エエッ!!)

最初大盛を挑戦するつもりだったので、止めといてひと安心(笑)

聞けば若い学生さんが大盛を注文するそうです。

自分ももう少し若ければ大盛を挑戦していたと思います。


結局なんとか完食しましたが半分失神状態に陥り(笑)、膨満感のままリスタートです。

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伊勢原からは県道44号で南東に進み、伊勢原市と平塚市の市境付近の田園地帯より空の様子を撮影


見るからに強風で流された雲が面白いです

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先ほど登って来た大山と富士山

その後は県道44号より渋滞と強風を避けて平塚市街を南下してR1に合流

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強風の海沿いR134は回避して、R1の馬入橋(相模川)を17時頃通過しところどころ自転車専用レーンのあるR1を利用して無事に帰宅しました。


■走行距離 68km

■消費カロリー 1,017cal

■獲得標高 823m


午後からでしたが大山寺の紅葉とデカ盛りライドを堪能出来ました。

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晩秋の海沿い夕暮れポタ [ポタリング]

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<鵠沼海岸より富士山>
2017年11月25日
今日は絶好のライド日和...
にもかかわらず予定していたロングライドも、昨夜出張先の横浜での帰り道、たまたま乗換えにより通り掛った杉田の居酒屋でアサヒスーパードライのEXTRA COLDが299円で飲めたので、思わず飲み過ぎてしまい今日はのんびりと朝寝坊(苦笑)
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夕方からのんびりポタリング
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湘南海岸CRで鵠沼海岸へ
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烏帽子岩
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寒い中、カメラを構える人も多いです
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まだ16時30分 それにしても日没時刻が早くなりました... 富士山と夕陽
これから寒い季節のポタリングは防寒対策も必須ですね
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海岸から富士山を見納めして
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引地川沿いをのんびり流して帰宅
明日は午前中晴れ予報も西風が強そうなので、まだ全然走りに行く場所が決まりません...(苦笑)

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伊豆半島 城ヶ崎海岸へ 寒空の海沿い絶景ライド [静岡・伊豆半島・沼津方面]

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<伊豆半島 城ヶ崎海岸>
2017年11月19日
この週末は寒気の影響により11月中旬とは思えないほど強烈な冷え込みで真冬並みの寒さでした。
ということで予定していた山岳ライドはアッサリと諦めて海沿いライドに方向転換。
目的地として選んだ場所は、約4,000年前の大室山の大噴火で溶岩が海まで流れ込んで形成されたといわれる断崖絶壁の景勝地で知られる伊豆半島:城ヶ崎海岸です。
断崖絶壁に架かる吊り橋は有名でこの橋を渡る目的で訪れる観光客もとても多い伊豆半島屈指の観光スポットです。
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↑この海岸線のコースならでは、アップダウンが多いです(ログは茅ヶ崎海岸から)
タイヤは先週までの山岳ライド用に履いていたグラベルキングのまま自宅を7時30分頃出発。
R134に出て海の様子を眺めに立ち寄ると...
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上空に漂う怪しげな黒い雲の先に江の島が見えます。
一方、西側の烏帽子岩の彼方先にはこれから走る伊豆方面
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茅ヶ崎海岸のR134歩道橋からは冠雪した富士山
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昨日も結構雪が積もったようです
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湘南大橋(相模川)の気温計は7℃表示
それにしてもかなりの冷え込みで、この秋一番の寒さでした。
今日のウェアーは例年1月前後に着ている上下とも真冬用ジャージ(裏起毛タイプ)
R134を西進して大磯海岸で小休止
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この寒い中、結構な数の釣り人を見掛ました。
缶コーヒーを飲んで目を覚まして気合を入れます。
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大磯よりR1に入り、旧吉田邸付近よりお馴染みの富士山
空気の澄んだ冬の朝は富士山が見える確率が上がります。
薄光の空の下、二宮~国府津とR1を走り酒匂橋へ
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酒匂川はとても穏やかな流れ
小田原市街を走り抜けて小田原港へ
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なかなか上空の雲が取れず、相変わらず気温は低いまま...(寒っ)
R135に入り西湘バイパス:石橋ICへ
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少し風がある海沿いを走ります。
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いつも楽しみにしている根府川の下り坂 今日は不思議な空
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江の浦付近より振り返ると、走って来た海岸線とその先には大山、ヤビツ方面
少し登った後はしばらく下って真鶴駅前を通過し、さらに下って湯河原へ
これより静岡県(熱海市)に入ります。
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自転車ではビーチラインを通行できないので、一般道R135をヒルクライム
眼下にビーチラインとその先には初島と伊豆大島が次第に近づいてきます。
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R135をさらに登って絶景ポイントに到着
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これはなかなか良い光景でした。
初島とその後ろの伊豆大島に太陽[晴れ]が降り注ぐシーンは圧巻でした。
標高100mほどまで上ってから道は一気に熱海へ向けて下ります。
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熱海に到着
「お宮と松」の前では、多くの観光客が写真撮影の順番待ち状態でした
近くのコンビニでジューシー肉まんとホットコーヒーを買って熱海港のベンチで休憩
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南側には熱海城が見えます
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早速ベンチに座って一息ついていると・・・
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一羽のカモメが目の前に着地...
食べていたジューシー肉まんをちぎってカモメの前に投げると、食べてすぐに大きな鳴き声[exclamation&amp;question]というか奇声を上げながら飛び立って行きました...??
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相当ジューシー肉まんが美味しかったのか、その後も自分の周囲をウロウロしてました(笑)
目の前のカモメの挙動を見ているだけで微笑ましくなりましたが、それよりも気温が低くてのんびりしている余裕もなく伊東に向けてリスタート
熱海を離れ、R135より錦ヶ浦トンネルへ
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このトンネル、以前にも何度か走っているけど路肩が狭い登り坂なので自転車ではとても怖い...
R135の熱海から宇佐美までの区間だけで計7、8ヵ所のトンネルがあるのですが、トンネルとは別に海側の側道で迂回出来るルートがあるものの、迂回ルートが荒廃して通行できず、仕方なく路肩・歩道の狭いトンネル内を走るのは辛いものです...
それでも網代の先にある一部のトンネルは新しく歩道も広く歩行者がいないことを確認して歩道を走りました。
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錦ヶ浦
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側道から眺める海岸線
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↑宇佐美から城ヶ崎への詳細です。
R135は網代の高台より宇佐美へ向けて下って行きます。
宇佐美海岸に到着して海岸を撮影中にトラブル発生!
コンデジで撮影した写真が、何故かSDカードに保存できない意味不明のハプニングに見舞われます...
結局、錦ヶ浦以降の写真は残せなかったようで、スマホでの撮影に切り替えます
宇佐美海岸で良い写真が撮れた(つもり)だったのでショック!
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↑スマホで撮影した宇佐美海岸です。
気を取り直して宇佐美海岸よりサンハトヤ前を通過
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伊東を通過した後、R135から逸れて県道109号で海沿いの川奈方面へ
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しばらく海岸線を走り川奈港へ
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海女の小屋 海上亭へ
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なかなか趣のあるおしながき
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とても寒かったので金目鯛丼と漁師汁をオーダー
冷え切った身体が温まってからリスタート
コンデジで撮影できないまま城ヶ崎へ向かうのが腑に落ちず、SDカードを買いにR135まで続く長い坂道をヒルクライムして川奈の7-11へ向かうことにします
この区間は距離2.3kmで標高差150mほどもあるので、食後直ぐ走る道としては地味に疲れましたが...(苦笑)
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川奈駅前を通過
ようやくR135に合流して7-11に到着
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7-11で一番安いSDカード(8GB)を購入し試し撮りをしてみたらうまく保存できるようになり、ひと安心
さらに空の雲が取れて晴れて来たので気分は上々[晴れ]
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これまでの疲労感も忘れ、目的地の城ヶ崎海岸へ向かいます。
R135を少しヒルクライムして小室山の西側を走った後、富戸、城ヶ崎海岸方面へしばらく下って行きます。
道中の高台より大海原が飛び込んできます
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やっぱり海は青空が一番! テンションアップ[右斜め上]
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遠くに海を見ながら下る直線の坂道もいいものです。
富戸まで下り、海岸沿いの県道109号で南下します
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城ヶ崎海岸が近づいてきます。
富戸から望む伊豆大島
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道の反対側の山側の光景も独特な地形でした
これも4000年前の大噴火の名残なのでしょうか?
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ようやく城ヶ崎海岸入口へ
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しばらく下ってから魚見小屋の先から続く激坂をヒルクライムして城ヶ崎海岸駐車場に到着
(自転車は無料)
奥に駐輪して徒歩で門脇吊橋へ向かいます。
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門脇崎灯台
そしてスリル満点の門脇吊橋へ
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多くの観光客で賑わう吊り橋を渡ります
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吊橋より望む城ヶ崎海岸
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荒々しい断崖絶壁の海岸線は見応え十分
城ヶ崎海岸は富士箱根伊豆国立公園に指定されています。
4000年前の大室山の大噴火で溶岩がここまで流れて来てこんな凄い地形を形成したということで、改めて地球の威力と人間の無力さというものを感じました
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波しぶきの臨場感もなかなかなもの
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吊橋を渡り反対側の岩場を少し伝って断崖絶壁の上から覗くと...
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足がすくむ高度感 本当に水の色が綺麗です
これだけ風光明媚な場所に来ると心洗われますね(笑)
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かなり久しぶりに訪れましたがさすがは景勝地 ここまで寒い中走って来た甲斐がありました
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吊橋を渡ってから再びロードバイクに乗り、城ヶ崎駅方面へヒルクライム
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別荘地のこのとても長い坂道を登って来ました。
城ヶ崎海岸駅付近に出てから少し走ってR135へ再び合流
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今日のライドの目的を達成出来たので伊豆高原駅付近にある日帰り温泉「伊豆高原の湯」へ
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インパクトのある右側の看板がイイ感じですね...(笑)
ロードバイクでは久しぶりの温泉に浸かってから伊豆急:伊豆高原駅へ
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ロードバイクを輪行バッグに収納し伊豆高原発の始発電車に乗り込みます
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伊豆高原駅から熱海経由でのんびり各駅停車で2時間揺られて無事に帰宅
とても寒い日で前半はどうなることやらと走りましたが、終盤には晴れて城ヶ崎海岸の絶景とゆったり温泉が楽しめたので十分満足な自転車による小旅行が出来ました。
コンデジのトラブルもありましたが、まさに今日は「終わり良ければすべて良し」という少しだけドラマチックな1日となりました。
■走行距離 103km
■消費カロリー 2,042kcal

▲獲得標高 1,038m(上り)


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紅葉の丹沢林道ライド(三廻部林道~秦野峠林道~丹沢湖) [西丹沢・足柄・山北方面]

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<秦野峠林道 小豆畑沢橋> 
2017年11月12日
犬越路への山岳アドベンチャーライドから1週間。
いつもとは違う強烈な筋肉痛がライド翌日から3日間も続いてしまい、獲得標高2,500m越えのコースをブランク明けに選択したことは、少し無謀でしたがいい意味で十分過ぎるほどの刺激を鈍った筋肉に与えることが出来て良かったです(笑)
今思えば犬越路隧道から神之川林道の路面ガタガタなダート道をMTBのようなサスペンションもない普通のアルミロードでダウンヒルして地面からの強烈な振動を肩と腕で吸収し続けたのでとてもダメージが残りましたが、ある意味とても冒険的で刺激的なコースだったのではと思います。
この週末もあれほどの荒れたダート道を走り切れたパナレーサー:グラベルキングで再び紅葉林道ライドへの誘惑に駆られたので、丹沢山塊の三廻部(みくるべ)林道と5ヶ月前にも訪れた秦野峠林道を走って来ました。
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日照時間が短いことを考慮して帰路は山北での輪行前提です。
輪行バッグに予備タイヤ1本と予備チューブ2本を大きなサドルバッグに詰め込んで8時30分に自宅を出発します。
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今日は一気に冬の様な寒さでした。
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R134で西進し湘南大橋(相模川)を渡ります。
朝9時頃の気温計は14℃
日中は太陽が出ている時間帯は暖かかったものの、後半曇り空に変わると凍えるほど寒かったです。
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湘南大橋から冠雪した富士山が良く見えました。
平塚市内に入ってから県道62号経由で平塚大橋より神奈川大学へ繋がる道を辿り秦野へ抜けることを試みます。
途中まではフラットな道で良かったものの、後半はアップダウンが多い道で早速ひと汗流しました。
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神奈川大学ロータリーで小休止した後は、再び坂道を登り遠藤原方面へ
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丹沢表尾根(塔ノ岳)と大山がくっきりと見えます
この後県道71号に出てから県道62号~R246と繋いで渋沢駅前より大倉方面へ右折
これから向かう丹沢方面はさっそく雲が漂い始めます。
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7-11秦野堀西店で休憩
自宅からここまで2時間が経過。
山で食べる昼食として、おにぎり2個、缶コーヒーロング缶、スニッカーズ1個を購入
これがこの日最後のコンビニ休憩となりました。
堀川交差点を左折して三廻部方面(表丹沢県民の森)へ進みます。
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四十八瀬川を渡ってから路地を右折してじわじわとヒルクライム
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長閑な光景です
しばらくなだらかに登って行くと中山峠方面との分岐点に到着
三廻部林道(表丹沢県民の森)方面はここを右折します
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みくるべ病院を右手にみながら登って行きます。
1kmほど進むと三廻部林道起点となります
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★三廻部林道のコーススペック
距離6.6km 最高地点の標高537m 平均勾配5%ほど
全体的にとても緩やかな林道で、蓑毛から続く浅間山林道のようなイメージでした。
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起点より少し進むと、表丹沢県民の森付近の分岐点に到着
この先には主に鍋割山登山者が利用する駐車場があるのですが、収容台数が少なくおそらく紅葉シーズンの週末ということもありキャパオーバーの車で溢れていました。
三廻部林道はここを左折します。
すぐにゲートがあり、その先も緩やかなこう配が続きます
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落葉がたくさんあり、まれに岩が紛れているので路面に注意して進みます。
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午前中は日差しが射し込んで暖かく絶好のヒルクライム日和[晴れ]でした
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緩やかなこう配が続きます
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小滝も楽しみながら
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せっかく南側の眺望ですが、手前の送電線が気になります...
いつの間にかピークは越えてしばらく下り基調に変わります。
全線舗装路により、下りはあっという間にスピードが出るのですが濡れ落ち葉の堆積区間が多いので、特にカーブではスリップ防止によりいつも以上に早めに速度を落とす必要があります。
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この辺りで軽快に登って来るローディとすれ違いました。
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やがて三廻部林道終点部へ
ここから秦野峠林道起点の寄大橋までは約600mほどの距離です。
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少し走ると真っ赤な寄大橋が近づいて来ました。
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寄大橋に到着 ここの標高は430mほど
近年の丹沢登山時には混雑を避けてここに駐車して起点にすることが多いのですが、今日もたくさんのハイカーらしき車で賑わっていました。
これより秦野峠林道のスタートです。
★秦野峠林道のコーススペック
距離約15km ピークは2箇所あり、一つ目のピークは林道秦野峠:標高740m、そこからいったん標高差120mほど下ってから再び150mほど登り返して二つ目のピークがブッツェ峠:標高775mとなります。
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勾配は全体的には6.5%程度ですが、2つのピーク間の底(標高620m地点)からは平均勾配9%前後となり、ところどころ12%勾配も出現します
また全線舗装路ですが、この山域は岩盤が脆く落石が多いため路面に岩が散乱している場所が多いので、今回は予備タイヤと予備チューブ2本を持参してのチャレンジです。
 
ネットによると一部区間は通行困難との情報でしたが、とりあえず行ってみて自己判断してから歩行するか場合により引き返すつもりで走りました。
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約5ヶ月前にこの秦野峠林道をチャレンジした際はパンクのリスクを考慮してタイヤだけがゴツイ廉価版MTBで訪れましたが、今回は先週の犬越路隧道から神之川林道の荒れ放題のダート道のダウンヒルを耐えてくれたパナレーサーのグラベルキング(700×26:ミックスパターン)でのチャレンジです。
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序盤は緩やかなこう配が続きます
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東側の山の紅葉もジワジワと...
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もう1,2週間ほど遅ければいい紅葉が拝めそうです
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それにしてもとても山深い
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なかなかいい雰囲気です
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菰吊橋に到着
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橋の右手はいい雰囲気 秘境感満載です。
このエリア特有の白っぽい岩が露出しています
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やがてヘアピンカーブに差し掛かり、その後もじっくりとヒルクライム
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やがて林道秦野峠に到着 石碑前で記念写真
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ここからの眺望 遠くに愛鷹山が見えました
これより先は仮設ゲートに注意書きがあり、自己責任で進みます
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ゆっくりとダウンヒル
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新緑のシーズンに来た時とはずいぶん雰囲気が違うな~
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ここは歩いてすり抜けます
2つのピークの底(標高620m)を過ぎると12%勾配看板が出現
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ゆっくりジワジワと高度差150mほど登り返します。
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左手には日影山(ブッツェ平)が近づいてきます
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ここが2つ目のピーク ブッツエ峠 日影山と秦野峠、伊勢沢ノ頭方面の登山道がクロスする地点です。
特に目立った案内板もない静かな峠です。
ブッツェ平という変わった名前の由来は南北朝時代の戦に敗れた武士達がこの地へ逃れたことから「武士平」と言われるそうです。
この付近で1名のハイカーと挨拶して走ります。
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ここからの区間は景色が良い!
でもあいにく西から雲が湧いてきて富士山は残念ながら見えず...
遠くに丹沢湖が見えます
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あとは輪行地点の山北までは下るだけなので気持ち的にも余裕を持ってダウンヒルと行きたいところでしたが、気温が予想以上に低すぎてまるで真冬のような寒さでした
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ところどころ紅葉が楽しめたのはプラスでした
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11.9%勾配の標識 小数点以下の標識って仁ヶ久保林道以来かな?
その後ろには倒木が...バイクを担ぎ歩いて越えました。
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次第に高度下げていくと丹沢湖も近づいてきます
やがて小豆畑沢橋に到着
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紅葉もイイ感じ。奥には滝が豪快に流れ落ちています。
今日は一眼レフ用のNDフィルターとミニ三脚を持参したので、遊び心でコンデジのスローシャッターで挑戦して撮影した1枚
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コンデジの場合だとシャッターを押す瞬間にどうしても振動が伝わってしまうので難しいものです。
身体がさらに冷えて来たので一気に下って秦野峠林道終点地点の丹沢湖畔の玄倉へ
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今日は紅葉シーズンの日曜日ということで、玄倉駐車場は満車、臨時駐車場も満車だったようで周辺道路にはさらに路駐の嵐でした(驚!)
たくさんのハイカーが玄倉林道(ユーシン方面)より歩いて戻ってくる姿を見掛ましたので、紅葉のユーシンブルーの人気ぶりも相変わらずの様です。
玄倉より丹沢湖畔北側を周回します
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玄倉川橋上より玄倉川方面 先週同様に水が濁っている分、神秘的でした
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この湖畔道路は一方通行(時計の反対回り)なのと自転車用路肩も広く比較的安心して走れます。
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丹沢湖の目的と言えばこのモミジロード 
先日の裕ぱぱさんの記事にも登場していたので、これを見るもの今日のプランのひとつでした。
真っ赤に染まりとても綺麗で奥にある駐車場からわざわざこれを見に徒歩で訪れる人も結構見掛けました。
左奥に見える橋は大仏大橋です。
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県道76号に出てから永際橋を渡り、丹沢湖を後にします。
トンネルを潜ってからしばらく下り基調の県道76号を走り道の駅山北で休憩
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予想通り店内は結構賑わっていたので、食事は我慢してそのまま山北駅へ向かいます
県道727号経由で嵐橋と紅葉を撮影
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その後谷峨駅に寄り道した後、一休食堂で遅いランチをと思っていたら日曜は定休日(残念!)
再び県道76号に合流し紅葉を楽しみながら山北駅まで走ります。
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山北駅に到着し自販機でミルクコーヒーを買って空腹感を満たしてから次発の始発電車に間に合わせるために、10分弱で自転車を分解して輪行バッグに収納します。
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ガラガラの山北始発2両編成の御殿場線に乗ってのんびり帰路に就きます
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暖房の効いたガラガラの電車に揺られながら、たまにはこうした輪行ライドもいいものだなあともの思いにふけっているうちに国府津駅に到着。
東海道線に乗り換えて最寄り駅に到着すると、数時間前まで秘境のような山深い場所にいたのにもかかわらず、明日からまた仕事なのかと、あっと言う間に現実に引き戻されました(笑)
今日もグラベル・キングでパンクもなく無事に完走出来たことは何よりですが、きっと運も良かったと思えるシーンもあったのであまり調子に乗らずに残り少ない紅葉シーズンを楽しんで行ければと思います。
■走行距離     78km
■獲得標高    1,405m
■消費カロリー  1,815kcal

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紅葉の犬越路隧道 待望の山岳アドベンチャーライドへ!!(丹沢湖~犬越路林道~神之川林道~宮ヶ瀬湖) [西丹沢・足柄・山北方面]

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<犬越路林道>2017年11月4日
すっかり秋...というかもう晩秋の雰囲気に近づいてますが、今夏に計画していた山岳ロングライドにようやく行くことが出来ました。
7月以降、度重なる週末の雨天続きや先週までの3週連続台風襲来により、今年後半はほとんどロードバイクに乗れずすっかり脚の筋肉が落ちてしまった感覚です。
今回はようやく山岳ライドが出来そうな良い天気になりそうだったので、そんなブランクもすっかり忘れいろいろな意味で結構ハードな山岳アドベンチャーライドに挑戦して来ました。
目的地は西丹沢と北丹沢を結ぶ丹沢山塊を縦断に走行出来る唯一の車道として知られている犬越路林道~犬越路隧道~神之川林道です。
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★犬越路
西丹沢の名峰と言われる檜洞丸(ひのきぼらまる)と大室山の稜線上にある峠で、戦国時代、武田信玄が2万もの武士を風林火山の旗を靡かせて小田原攻めに向かう際、甲州(山梨県)より相州(神奈川県)に入るために、犬に道案内させてこの峠を越えたことに由来するそうです。標高は1060m。
犬越路隧道は西丹沢中川川源流域にある犬越路林道と北丹沢神之川源流域にある神之川林道を南北に結ぶ隧道で、犬越路(峠)より直線距離で約800m離れた場所にあり標高は約900mです。
★コーススペック
1.西丹沢側(バウアーハウスキャンプ場付近~東沢林道~犬越路林道~犬越路隧道南側坑口まで)
距離4.8km 標高差342m 平均勾配7.2%
2.北丹沢側(犬越路隧道北側坑口~神之川林道~神之川ヒュッテ付近まで)
距離9km 標高差544m 平均勾配6.1%
↓今日のコースと標高グラフ
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犬越路(避難小屋のある峠)には檜洞丸や大室山への山歩きで何度か訪れたことはあるのですが、犬越路隧道は未踏の地ということもありロードバイクでヒルクライムをやりはじめて以来、いつかは走ってみたいと思っていた場所でした。
ところが事前リサーチしてみると、犬越路隧道の南側(犬越路林道)はしっかりとした舗装路ですが、北側(神之川林道)は距離が長いうえに、路面状況が酷いダート道で相当悪いということで、今回はタイヤをオフロードでの耐久性に優れるというPanaracer GRAVELKING(700×26C:ミックスパターン)に履き替えました。
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↑今回、犬越路完走対策として履き替えたPanaracer:GRAVELKING 700×26Cです。
これまで履いていたミシュラン:PRO4 エンデュランス(700×23c)の重量は245g
一方今回履き替えたPanaracer:GRAVELKING(700×26c)の重量は240gということでほぼ同じです。
オンロードでの走行性能についてはトレッドパターンをミックスパターンにしているのと、もともとスピード重視の走りではないので、さほど違和感なく走れました。
普通のアルミロードバイクにタイヤのみ履き替えてどこまで通用できるのか・・・少し無謀なチャレンジなのを覚悟して念のため取り外したタイヤを折りたたんで予備タイヤとし、予備チューブも2本持参して挑みました。
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自宅からは140kmオーバーにより日照時間もだいぶ短くなって来たので南側(西丹沢)より登って、路面の悪い北側(神之川)をグラベル仕様のタイヤで下ることにしました。
また、万一のために輪行装備(輪行バッグ、着替類など)もいつもの大き目なサドルバッグに詰め込み、朝6時30分頃の出発です。
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R134の湘南大橋(相模川)の気温計は14℃
今日のウェアは上は秋用長袖サイクルジャージに下着のみ、下はレーパン(短パン)にして、夕方レッグウォーマーを着けました。
花水川を渡り、何時ものように大磯の照ヶ先海岸へ立ち寄ります。
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この日の天気予報は日中は晴れ予報です。
大磯よりR1を飛ばして大磯城山公園付近より珍しく富士山が見えました。
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二宮~国府津を走り抜けてから、今日は時間短縮により酒匂川沿いは走らず、国府津より右折して県道72号で松田へ向かいます。
ちょうど曽我梅林前より綺麗な富士山を拝めました[晴れ]
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松田からはR246で一気に山北へ向かいます。
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山北駅に到着
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ここでトイレ休憩だけして、県道76号で谷峨方面へ
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裕ぱぱさんの記事でもありましたが、酒匂川上流の水の色が少し濁っていますね
紅葉とのコントラストがどこかの湖みたいでなかなかいい雰囲気です。
すると・・・
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カモが眼下より向こう岸へ渡って行きます。しばし癒しの光景を楽しみました。
そのまま県道72号で谷峨駅へ
ちょうど下り電車が到着したところで、大勢の登山客らしき人たちが降りて来ました。
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陸橋を渡って、大野山登山口方面に続く田んぼの道を進みます。171104 犬越路010.jpg
嵐橋です。
ゆっくり渡って河内川沿いで丹沢湖を目指します
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県道76号をしばらく北上すると、左手に三保ダム(丹沢湖)が見えて来ました。
神尾田トンネルをヒルクライムして、三保ダムに到着
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ダムの水も濁っていますね。
永際橋付近では、多くの高校生と高校別の旗(のぼり)がたくさん掲げられていました。
今日は全国高校駅伝神奈川大会の日だったようです。
永際橋を渡って少し走ると右手に丹沢湖北側が見えて来ます
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水の色が濁っていてとても神秘的な雰囲気でした。
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丹沢湖を後にして、さらに県道76号を北上します。
結構登りの区間が多くて疲労感が増してきます...
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中川温泉郷を通過。ここは武田信玄の隠し湯としても言われています。
道幅もところどころ狭い区間が増え、対向車とのすれ違いに神経を遣います。
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大滝キャンプ場を過ぎると、左手に国の天然記念物の箒スギが見えて来ます。
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箒スギは樹齢2,000年と言われ、「かながわの名木100選」、「かながわ未来遺産100」にも選ばれてます
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樹高は約42.5mもあり、15階建てビルに相当するほどの巨木です
箒スギを後にしてさらに登って行き、大石キャンプ場の橋から中川川を撮影
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やはり西丹沢の清流はユーシン同様に白い岩とエメラルドグリーンの水が特徴的ですね
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やがて西丹沢ビジターセンターが見えて来ました。
道路沿いにある駐車場も予想どおりほぼ満車状態。
ビジターセンターに到着して一息入れます。
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さらに奥へ 用木沢出合方面へと進みます。
大室山~加入道山方面が見えます。
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右手には檜洞丸方面への登山道(ツツジ新道)入口
この看板を見るとあの日の疲労感MAXだった記憶が自然と蘇ります(笑)
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少し進むと犬越路林道方面入口(東沢林道入口)に到着 標高は600m
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ここまで自宅から約65kmも走って来たので既に十分過ぎるほどのウォーミングアップでした(笑)
でも今日の本番はここからです。
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↑犬越路林道~犬越路隧道~神之川林道
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序盤よりヒルクライム開始です。
途中にあるゲートの横を抜けて、ところどころ勾配のキツイ区間が現れます。
序盤は黄葉が目立ちました。
高度を上げていくと、走って来た中川川沿いと右手に権現山の眺望がイイ感じです。
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途中で休憩していると、後ろからMTBのサイクリストが挨拶して先に進んで行きました。
おそらくそのまま神之川方面へ下ったようです。
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今年は早いもので秋が来ないうちに、何だか早くも晩秋の雰囲気です(笑)
大室山方面と犬越路方面が次第に近づいてきます。
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犬越路避難小屋をズームで
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次第に標高が上がるにつれ、紅葉も現れます。
しかしこの辺りで脚が攣りそうになり、山岳ライドのブランクを身をもって感じました(笑)
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陽射しにより紅葉がいっそう映えます。
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この辺りで標高は900mほど
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用木沢源流部の紅葉も見事です。
川の源流の音を聴きながら進んで行くと犬越路隧道が見えて来ました
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犬越路隧道に到着
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犬越路隧道は1970年3月に完成したそうで、隧道の長さは約800mです。
標高は900m弱ありますが陽射しも出ていたのでそれほど寒さは感じませんでした。
真っ暗闇の隧道をライトを燈して通過します
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あっという間に長さ800mを潜り抜けて北側坑口に出ました
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北側坑口(神之川林道)は少しレトロな感じがいいですね。
これより神之川林道を神之川ヒュッテまで下ります。
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左手には大室山の眺望
大室山は標高1,587mの山で、犬越路から大室山へ至る登山道は標高差500mを一気に登る道で有名です。
山頂は檜洞丸と同様にブナの森で覆われ深山の雰囲気が漂う山です。
また、八王子方面からは富士山を眺めようとすると、方角的に手前にこの大室山があるため富士山が見えづらいことで、「富士隠し」という異名を持ちます。
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神之川林道の下り序盤は舗装路でしたが、すぐにダート道となり、さらに土砂崩れにより4WD車両でも通行できない箇所が数ヵ所現れます。
トンネルを出た後に車止めのゲートがありました。
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このエリアは地質が脆く落石も多いため、林道自体車両も通行止めです。
序盤は岩や砂利が浅くそれなりに凸凹の少ない区間では、ロードバイクに跨ってブレーキ操作で下って行きます。
このエリアは尖った岩が多いので慎重にハンドル操作で避けながら徐行しながら進みます。
ところどころ凸凹が深くなる区間ではさすがにロードバイクを降りて下りました。
それでも神之川ヒュッテまでの7割以上はロードバイクに跨って下って来れたのでグラベルキングの威力を発揮できたのではと実感しました。
今日はMTB向けの靴底が厚めのSPDシューズにより小川を渡る場所では少し水が浸透してしまったものの乾きも早く、普段の山歩きの感覚で歩けたことも幸いでした。
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途中、小川を渡る区間も多いです。
そして小川はそのまま林道沿いに流れていきます(笑)
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まあ登山をする人間からしたら林道という意味では当たり前のような光景ですが、今日はこんな山奥に場違いのサイクルジャージを着て、ロードバイクで訪れていること自体、わかってはいるもののかなり違和感を覚えました(笑)
檜皮沢(ひわたさわ)の有名なゴルジュ区間 連瀑帯が見応えあります。
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この手前で、MTBを手押ししている人とすれ違いました。
檜皮沢前後は特に林道の凹凸具合が深くえぐれていてこの区間は押し歩きがほとんどでした。
MTBでもかなり厳しいと思われます。
やがて舗装道路に変わり、立派なひわた橋に到着
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眼下には神之川本流にTの字に合流する檜皮沢
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振り向けば、右奥に丹沢最高峰:蛭ヶ岳、左端には袖平山
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あの稜線歩き(袖平山~姫次~原小屋平~地蔵平~蛭ヶ岳)とても好きなトレイルです。
下の写真は以前、蛭ヶ岳山頂直下よりひわた橋方面を撮影したものです 
うっすらと神之川林道も見えます。
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↓さらに「ひわた橋」をズーム撮影したものです
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林道沿いには小さな滝がたくさん楽しめます
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再びダート区間に戻ります。
相変わらずダートは酷く、押し歩きの割合が増えて来ました。
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それでも、グラベル・キングの強さを十分実感出来ました。
ようやく舗装路に変わり少し下って行くと眼下に神之川の紅葉が楽しめました
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渓谷は本当にいいですね
あとは神之川ヒュッテ(日陰沢橋)までスイスイ下ります。
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小洞トンネルを通過
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その先の彦右衛門トンネルも通過して少し進むと袖平山方面への登山口分岐点へ
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余談ですがここから袖平山へ至る登山道は、丹沢で最も急登と言われる道のりです。
以前登った経験がありますが樹林帯をひたすら登る印象で、ロードバイクのヒルクラコースで例えるならば激坂で有名な明神峠・三国峠クラスといった感じです(笑)
なだらかな坂道を下って行きゲートを抜けると神之川ヒュッテのトイレ前に到着
結局、パンクはせずグラベルキングの威力発揮といった感じでしたが、ロードバイクで訪れることは強度的にはやはり厳しい路面状況だったことを実感しました(苦笑)
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そのまま県道76号で道志みち合流地点へ向かいます。
そのままという意味は犬越路隧道を挟んだ両側は同じ名称の県道76号の一本道だからです。
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道沿いにあるエビラ沢の見事な滝 落差12m
神之川キャンプ場(釣り堀など)を通り過ぎて、青根集落へ
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今年の7月の道志ダムなどを走った際にも立ち寄ったこちらのお店へ
お店の方がとても親切で風情がありとても良いお店です
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疲労感が強く、どら焼きでカロリー補給 
これより道志みち、宮ヶ瀬経由で自宅まで約60kmの道のりを走ります
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次第に空の様子が暗くなり始めてきたので、道志みちを飛ばします。
でも道志みちはアップダウンが意外と多いので結構疲れました。
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二輪ライダーの集団もとても多く、気が休まる時間帯は全くありませんでした(苦笑)
青野原の先の交差点より県道64号に入り、地味にキツイ登り坂を乗り越えて鳥屋経由でようやく宮ヶ瀬湖へ到着
鳥井原園地はこの天気でも結構賑わっていて、特に二輪ライダーの数がとても多かったです。
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少し休憩してから、そのまま県道64号で宮ヶ瀬ビジターセンター前を通過して、やまびこ大橋へ
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今夏は宮ヶ瀬湖の水位低下の話題で騒然としていましたが、今ではすっかり満タンになりました。
やまびこ大橋を右折して、県道64号で伊勢原に向かいます。
土山峠を下っていく途中、小雨がパラパラと・・・
気温が急に下がって来たので七沢の7-11でピットインし、今日のライドで初めて暖かいものを買ってイートインコーナーで補給です
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その後は伊勢原市街を南下していく途中、稲刈りが終わった田んぼの先に夕日が沈みます
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R129に出てからは銀河大橋付近より相模川右岸道路を南下
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前方の不思議な空を眺めながら湘南大橋を渡り、海沿いCRでのんびり流して無事に帰宅しました。
結構タフな山岳アドベンチャーライドとなりましたが丹沢奥地の清流と紅葉が楽しめて良かったです。
犬越路隧道から神之川林道をトラブルなく走破できたのは、グラベルキングによるところが大きいと感じましたが、やはりロードバイクで走りに行く場所としては無理があった感は否めないです(苦笑)
■走行距離   144.5km
■消費カロリー 3,414kcal
■獲得標高   ±2,554m
■行動時間  11時間32分

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ベイスターズ色に染まる横浜の夜 [日常]

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2017年11月1日
今日はいつもの自転車記事ではなく、ぶらっとナイトウォークした内容です。
19年ぶりに日本シリーズへ進出した横浜DeNAベイスターズ
プロ野球日本シリーズも今日で4戦目です。
3連敗により王手をかけられもう後がないこの日、パ・リーグ王者のソフトバンクに負けたらジ・エンドとなってしまうので仕事帰りの夜に、ベイ党として思わず関内駅で途中下車しました(笑)
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19時過ぎの関内駅の階段です。
これからハマスタ向かう人も多く、あっという間に誰もいなくなりました(笑)
少し関内周辺をナイトウォーク
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スポーツバーや居酒屋はテレビに釘付けの横浜ファンで盛り上がっていました。
テレビ中継をしている居酒屋さんはどこも満席の様子です。
ベイスターズ通り付近より煌々と輝くハマスタの照明塔方面へと引き寄せられます
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球団の経営母体がDeNAになってからのここ数年で関内周辺を始め横浜はベイスターズへの情熱の入れ具合が変わったように感じます。
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ベイスターズがセ・リーグで優勝し、日本シリーズも勝ち上がり日本一になったのは1998年のこと。
あの年のセ・リーグ優勝は当時38年ぶりだったこともあり、この辺りを歩くと当時とても熱狂した思い出が自然と蘇ります。
というのも物心ついた頃より横浜(大洋)ファンだったものの、ほとんど毎年Bクラスでしたし当時は自分が生きているうちは優勝なんて多分出来ないのではと本気で思っていたほどでしたから(笑)
今年はセ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がってのいわゆる下剋上による日本シリーズ進出です。
そしてブラブラと歩いてハマスタに到着
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スタジアムの外からも多くの横浜ファンが応援していました。
なんせ19年ぶりの日本シリーズ進出です。
今年の日本シリーズはチーム総年俸12球団1位のソフトバンク・ホークス(42億円)vs同最下位(12位)の横浜DeNAベイスターズ(15億円)というのも話題となりました。
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アルコール片手に佇んだり、場内からの歓声を聴きながら応援する人たちでいっぱいです。
噴水広場周辺も座る場所もないほど大勢の人
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横浜大洋ホエールズ時代より、かれこれ●十年もしょっちゅうハマスタに観戦に訪れているものの、チケットもなく中で試合も見ないのにハマスタに来たのは初めてのこと(笑)
やはり歓声を聴いてしまうと、中で観たくなってしまいますね。
ワンセグもついていないスマホなので、早く帰って家のテレビで観ようと思い再び電車に乗って帰路へ
スマホアプリで速報をチェックすると先発投手の新人濱口が、まだノーヒット・ノーラン継続中!
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ベイスターズもイイ感じで追加点!
これはノーヒット・ノーランの歴史的快挙が観れるかも知れないと思わず乗換駅で「日本シリーズ放映中」看板のある居酒屋に吸い込まれ...(苦笑)
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居酒屋へ一人で入るのはかなり久しぶりでしたが、他のお客さんも自分と同じような人ばかりでした(笑)
生ビール飲みながらテレビに釘付け状態となり、試合も横浜が勝ったのでとても楽しいひと時を過ごせました。

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