2016年12月3日<由比 薩埵峠>
今回は久しぶりの輪行ライドで駿河湾沿いを走り、富士山の眺望とグルメライドを堪能してきました。
ルートは沼津駅~沼津港~田子の浦~富士川~由比~薩埵峠~清水港~三保の松原~日本平~草薙~東静岡駅です。
輪行バッグと今回は温泉用着替類や一眼レフを詰め込んだ登山用の25Lリュックを担いで朝6時台前半の東海道線下り電車:沼津行きに乗り込んだものの、短い10両編成ということもあり、結構混雑していました。
辛うじて荷物を置くスペースを見つけて一安心。
7時30分頃に終点の沼津に到着
沼津駅前で輪行バッグから自転車を取り出し組み立てて出走準備完了
早速、腹ごしらえに沼津港へ
8時頃ということでまだ開店しているお店は数店舗のみ。
いろいろと眺めてからコスパの良さそうな丸勘さんへ
なんと、生シラス丼がワンコインの500円!
お客さんもまだ少なくすぐ着席出来てラッキーでした。
満足感に浸ってから、3度目の訪れとなる千本浜沿いに約16kmも続くサイクリングロードへ
ここは約1年前の昨年12月にロードバイクデビューでいきなり自宅より100km走って訪れた場所です。
あの時最後に沼津港で食べた沼津丼はサイコーに美味しかったです
広大な駿河湾。今日は風も穏やかで絶好のサイクリング日和でした
目をよ~く凝らすと、遠くに冠雪した南アルプスの峰々も確認出来ました。
伊豆半島も見渡せます。
この千本松原は日本の白砂青松100選にも選ばれた場所の様で、千本どころか30万本もあるそうです。
また防潮堤として整備されているので、高さも9m~17mととても高い位置にあるのが特徴です。
そしてこの道は自転車専用道路ですので、多くのローディが行き交っていました。
信号も16kmもないので歩行者に気を付ければかなりスピーディーに走れます。
16km走ったあと、吉原駅方面へ迂回してから田子の浦港へ
キャッチフレーズは「富士山にいちばん近い港」
田子の浦港に立ち寄ります。
バイクスタンドが珍しいタイプでしたので、まるでウイリー状態に駐輪(笑)
すぐ隣には富士山をモチーフしたものもありました
田子の浦港の中を少し歩きましたが、ショップはほとんどまだ営業時間前でしたが、パンは販売していたようなので下の写真の「田子の浦塩パン:150円」を購入
サッパリした生地にシラスが包まれていてとても美味しかったです。
田子の浦港から富士山が見えます まだ少し雲が掛かってますね
田子の浦港を後にして、しらす街道を進みます
しばらく走って新幹線の新富士駅付近でR1に合流します。
少し走って道の駅富士で少し休憩
さて、ここから富士由比バイパスで富士川を渡ります。
ですがその先から自転車は通行禁止ですので歩道を進みます。
富士川を渡ります
橋から振り向くと・・・
富士山の雲がとれてスッキリと山頂が見えました!
富士川を渡り切ると歩道はなくなり、自転車(歩行者)は強制的に階段で左手方向に下ることとなります。
その後、富士川沿いを北上してみます。
ポカポカ陽気の長閑な道を富士山を眺めながら走ります。
やがて新幹線の富士川橋梁へ 新幹線に乗車してここを走行する際はいつも特別な感覚を覚えます
この場所で5分程度眺めてましたが上下線合わせて4本くらい新幹線が通過しました。
新幹線の正確な過密ダイヤをこなす日本の鉄道技術の高さをここでも改めて感じました。
富士川を後にして、県道396号線(東海道)に合流するために富士川駅へ向かいます。
富士川駅では東海道線が停車中でした。
その後は線路沿いに続く県道396号線でしばらく静岡方面へ走ります。
新蒲原駅でトイレ休憩
駅前のさくら丸と共に1枚撮影
さくら丸は桜海老漁100年を記念して20年ほど前に設置されたそうです。
その後も東海道線沿いに蒲原駅を通り過ぎると、由比の街並みに入ります。
この時点でちょうど11時頃。今日のグルメライド最大の目的は由比で桜海老天丼を食べること。
ゆい桜えび館に立ち寄り、お店の人に自転車を置く場所を訪ねると適当な場所を探してくれて助かりました。
土曜日で混雑を予想していたものの、開店時間はちょうど11時だったので、待たずにすぐ入れてこれまたラッキーでした。
桜海老の天ぷらが2枚!
揚げたてでサクサクの天ぷらに絶妙のたれがマッチしてとても美味しかったです
昼食後、道なりに進むと富士由比バイパスの合流地点となります。
ちなみにこの富士由比バイパスは自転車通行禁止です。
この交差点直近にある薩埵峠入口へ向かいます。
薩埵(さった)峠は江戸時代に難所と言われた峠越えの道です
趣を感じる旧東海道の街並みを進んで行きます。
やがて薩埵峠方面への分岐よりかなり急斜面の激坂を登って行きます。
斜度は20%近くありそうです。道幅が狭く車の通行もあるので少し気を遣いながらのヒルクライムです
しばらく登ると、駿河湾と清水港が見渡せます。
このあたりは山が海に突き出すような地形で東海道線、東名高速、国道1号線がところ狭しに走ってます。
汗ばみながら漕ぎ続けて薩埵峠に到着!
眼下に駿河湾とその先には富士山
ここは歌川広重の東海道五十三次で描かれた富士山と駿河湾の絶景ポイントです。
↑東海道五十三次・由比の浮世絵です(ネットより)
本当に素晴らしい眺めに感動しました
しばし絶景を楽しんでから、そのまま清水方面へ下って行きます。
興津付近でR1に合流し、清水港方面へ
清水港も賑わっていました。
ここでマグロ丼でもとは思いつつ、今日は食べ過ぎ感によりスルー...(笑)
やがてエスパルス・ドリームプラザへ
ここを訪れるのは5年ぶり
奥ではフリーマーケットが開催中でした。
しばし休憩後、名勝地の三保の松原へ向かいます
いったん三保海水浴場方面まで走ってから迂回するように太平洋岸CRを走ります。
やがて清水灯台に到着
清水灯台は日本で初めての鉄筋コンクリート造りの灯台だそうです
ここから駿河湾を眺めながらCRを南下します
振り向けば常に富士山
やがて三保の松原へ
広い砂浜の先に富士山
観光客で賑わっています。
一般道に戻って次は日本平へ向かいます。
日本平へ通じる道は3通りあり、清水側からのパークウェイ、静岡側からのパークウェイ、日本平旧道ですが、静岡側からのパークウェイは自転車通行禁止により、清水側パークウェイから登って、旧道を下ることにしました。
清水側の日本平パークウェイ入口よりヒルクライム開始!
日本平パークウェイは旧道に比べ距離が500m短い約4kmですが、平均斜度が6%後半で、途中の約2km区間は斜度10%くらいの区間が続き、重たい荷物を背負ったヒルクライムは結構疲れました(大汗!)
ところどころで紅葉も楽しみつつも、初めての場所ということもあり急坂区間ではまだかな~などど思いながら漕ぎ続けました。
そしてようやく日本平に到着
日本平は日本観光地100選、国の名勝地、県立自然公園に指定された標高307mの観光スポットです。
ここに来たのは確か小学校の遠足以来...
多くの観光客や二輪ライダーで賑わっていました。
意外とローディは自分以外皆無でした...(笑)
掻いた汗で寒気を感じたため、少し休憩後下ることに
駿河区側の日本平パークウェイは自転車通行禁止とのことで、日本平旧道を下って行きます。
途中から眼下の街並みが見渡せます。
日本平は今年、日本夜景遺産にも認定されたそうです。
旧道は先ほどの登りで使った道とは違い、多くのローディと逢いました。
途中の茶畑越しに眺める富士山と清水港も絶景でした。
静岡県らしい茶畑も楽しみます
↓清水エスパルスの本拠地:IAIスタジアム日本平
県道198号まで下りてから、交通量の多い幹線道路を経由しデポ地の東静岡駅まで走ります。
駅前の日帰り温泉施設でサッパリしました
こんな時こそ生ビール:静岡県限定の静岡麦酒を飲んでマッタリと...
いい感じで温泉を後にして、駅の売店で安倍川もちを買って電車を待ちます。
東静岡駅より東海道線の鈍行列車を乗り継ぎ約2時間半掛けて無事に帰宅しました。
神奈川より少し足を伸ばして駿河湾の絶景ライドを楽しめた1日でした。
■走行距離 95km
■行動時間(沼津駅~東静岡駅まで:休憩時間等含む) 7時間28分
■消費カロリー(サイコン) 1,834kcal
▲獲得標高 875m