2019年最大のスーパームーン [日常]
<平成最後となる2019年最大のスーパームーン>
2019年2月20日午前1時頃
夜になってから天候が回復したので運よく今年最大のスーパームーン2019を拝むことが出来ました
(▲国立天文台HPより)
2019年最大となる今回のスーパームーンは2月20日0時54分に最も地球に接近し、その地心距離(地球の中心より月の中心までの距離)は約357,000kmまで近づいて見えるとのこと。
前日の天気予報では雨雲が残る予報だったので今回のスーパームーンの撮影は半ば諦めて残業していたのですが仕事の帰りに雨が止み、そしてちょうど最大を迎える時間帯のおよそ1時間前となる午前0時頃に夜空を見上てみたら次第に雲が薄れてきたので、これはもしかして撮影できるかもと思い慌てて準備に取り掛かりました(苦笑)
0時15分頃よりスタンバイしてしばらくは薄い雨雲に月が覆いかぶさっているような状態が続きました
ところが0時30分頃より次第に雲の合間よりときたまスーパームーンが姿を現し始めました。
おおっ!
0時48分 流れる薄い雲の間よりスーパームーン♪
焦点距離120mm(35mm版換算)
次第に雲がなくなってきたのでこれはイケるかもということで、いつものように禁断な方法?の準備をします
以前某オークションで安く手に入れた3種類のテレコンバーターを用意。
3倍用×2倍用×1.5倍用=合計9倍に一般的なズームレンズ70~300mm(F/4~5.6)を接続しての撮影です。
この状態でのテレコン3個分の長さは12cm、ズームレンズ部の長さは約20cmで合計30cm弱の長さになります。
テレコンを重ね合わせる際はレンズとテレコンの組み合わせにより撮影時にカメラ本体が「レンズエラー」を認識してしまい撮影不可となることもあるんですが、カメラ側の電子接点を薄い紙やテープ等でふさいで取り付けると撮影できるんです。でもカメラの故障・破損の原因になりかねないのであくまでも自己責任での試みです。。。
これで300mm×9倍分となるので焦点距離は2,700mm(35mm版換算)となりますが、テレコン重ね合わせにより明るさは9段分も暗くなります(今回使用したレンズは300mm:F5.6なので、ざっくり計算するとF70くらい?←かなり暗い)
しかし満月というのは一般的な被写体に比べてかなり明るいので、レンズを通す光がほんのごく僅かでもISO感度をかなり上げてシャッタースピードを短くすれば何とか画角に収まるだろうと・・・
今回はカメラのアスペクト比を3:2に設定してスーパームーンの撮影にチャレンジです
ところが毎度のことのように焦点距離2,700mmでの常に動き続ける天体である月を撮影するというのは、三脚に固定しながらも微風によるレンズの揺れとそれを支える手のわずかな震えを抑えながらも画角内に収める撮影というのはなかなかシビアなものですが・・・
カメラ設定を微調整しながらも運よく枠内に収まってくれた?のが下の一枚です(苦笑)
2019年最大となるスーパームーン そして平成最後となるスーパームーンです
時刻は1時過ぎ
焦点距離=2,700mm,ss=1/800,ISO感度=8000,F値=70くらい,Photoshopで現像
撮影している時間帯は早い雲が流れ続けていたので雲が取れるタイミングを待ちながらの撮影により結構身体が冷えて腕も相当疲れたのでその後すぐに就寝しました(笑)