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超望遠ズーム試写も兼ねて夕凪リハビリライド(大崎公園、稲村ヶ崎など) [近場(湘南周辺)]

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<鎌倉 稲村ヶ崎>


早いもので6月になりました。

関東地方もそろそろ梅雨入りとのニュースも流れている中、この週末はとても良い天気[晴れ]

今回は先週に引き続きリハビリライドと割り切っていたこともあり、あまり走りには力を入れずその代わりにカメラでちょっと試してみたかったことも兼ねて逗子方面へ夕凪ライドをしてきました。


15時半頃自宅を出発。

いつものように引地川を南下してR134の鵠沼橋へ                                              

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すっかり夏のような陽気で江の島周辺も賑わっていました。

R134で片瀬江ノ島を通過し、鎌倉市に入って江ノ電鎌倉高校前駅へ

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駅のホームには電車待ちの人がホームから溢れんばかりの超大勢の人・人・人(驚!)

電車が来ても乗れないのではないかと思うほどの混雑ぶり

そして駅のすぐそばにある鎌倉高校前1号踏切も相変わらず大勢の観光客。

特に外国人観光客の超人気定番スポットにもなり、様々な言語が飛び交っていました。

鎌倉高校前を後にして七里ヶ浜から稲村ヶ崎へ走ります

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もう夏色の海ですね[晴れ]

夕凪がとても気持ち良かったです。

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ここで振り返り江の島に掛かる弁天橋を撮影(逆光撮影)

今日は10年落ちのミラーレンズ500mm f6.3(MFのみ)をロードバイクでは初めて持参し、ここで一枚試し撮りです。

ミラーレンズは最近よく流行りの「ミラーレス」と言葉的に間違えやすいのですが、古くからある方式のレンズのことで、光学系の一部にレンズの代わりに鏡を用いたレンズのことです。

ミラーレンズ2.jpg

ミラーレンズは焦点距離とF値が固定のものがほとんどでマニュアルフォーカスによりスナップショットには向かないのが難点ですが、その分小型軽量なのと一般的な同じ500mmクラスのズームレンズの値段は軽く10万円以上しますが、このミラーレンズは中古の型落ち品により、その1/10以下の値段で数年前に手に入れたのですが、風景写真のような固定物を撮る機会が多いので結構重宝してます。

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稲村ヶ崎の緩い登りを越えると由比ヶ浜海岸が見えてきます。

浜辺にはクレーンなどの重機で海の家を建築中でした。

その後は由比ヶ浜~滑川~材木座と走って道をそれて、小坪の海へ

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走って来た江の島と稲村ヶ崎が見えます。

それにしても眩しい陽射し[晴れ]

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由比ヶ浜の沖合ではウインドサーフィンがたくさん

毎年このシーンを見ると夏気分になります

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逗子マリーナの路地を進みます。若い人たちがあちこちでスマホの自撮り撮影を楽しまれてました。

インスタ映えかな?

そして今日の目的地、逗子の高台にある大崎公園へ向かいます。

ロードバイクで訪れたのは今年の1月以来(1月の大崎公園の記事

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そうそう、6月といえば紫陽花ですね。

大崎公園の遊歩道にも綺麗に咲き始めていました。

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やがて大崎公園に到着


まだ陽が高く日没まではまだまだ時間があるのでここで予定通りある試し撮りの準備に取り掛かります。


今日の試し撮りの内容はテレコンを2つ重ねてこの大崎公園より約7.3km離れた海の向こうに見える江の島灯台のズーム撮影をすることです。カメラ好きの方には内容的に今更感満載かもしれませんが・・・(笑)


距離は7.3km、高度差については大崎公園の撮影ポイントの標高と江の島の灯台の標高は共に約100mなのでほとんどありません。

20180602-大崎公園から江の島距離.jpg

使用するのはケンコー製のテレコン:テレプラス2倍用とテレプラス3倍用です(ともに20年ほど前の製品)

テレコンというのは望遠レンズとカメラの間に装着することで焦点距離がそのテレコンの倍数分距離が伸びる製品で、その歴史は結構古くかれこれ50年以上前から発売されていたそうです。

2倍用テレコンの場合は焦点距離が2倍となりますが、絞りも2段分下がります(暗くなります)

3倍用テレコンなら焦点距離が3倍となりますが、絞りも3段分下がります(さらに暗くなります)

例えば、200mm、F2.8のズームレンズに2倍用のテレコンを取り付けると400mm、F5.6となります。


今回3倍用のテレコンを格安に手に入れることが出来たので、この2つのテレコンを重ね合わせての計6倍ズームを試してみたかったわけです(笑)

ただし今回のケースだとテレコン2倍用と3倍用を重ねるので、焦点距離は掛け合わされるので6倍にもなるものの、その反面でF値は6段分も暗くなります。


使用するレンズはミラーレンズ500mm、F値6.3なので、計6倍のテレコンを装着すれば焦点距離は500mm×6倍→3,000mm、F値は6.3から6段分暗くなるので→51(どんだけ暗いの)となります(使用するカメラはフルサイズ機です)

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三脚を立ててカメラを固定しテレコン付きミラーレンズを装着してライブビューで拡大しながら遥か先に見える江の島灯台を目視確認しながら慎重にピント合わせを行います(まるで映画に出てきそうなスナイパーのような気分になりました^^)

焦点距離3,000mmもあるので、僅かな風や振動だけでレンズが揺れるので、風が収まるタイミングを待ちつつ、さらにリモコンシャッターで10秒後のレリーズ設定にして撮影開始です。

比較対象として一般的なフルサイズカメラのレンズで撮影した焦点距離24mm(広角側)での撮影が下の写真(先ほどの写真です)

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はるか先の江の島の上に見えるのが江の島灯台です。

微風と揺れにより何度も失敗しながらもチェレンジを繰り返して撮影したものの中から、それなりに撮れたのが下の一枚です

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江の島灯台(シーキャンドル灯台) 距離は約7.3km

35ミリ判換算焦点距離:3,000mm ss:1/40 ISO:200 (カメラ表示は絞り値00表示となります)

まるでモノクロ写真です(苦笑)。逆光撮影なのでかなり暗く、フォーカスも甘いですがこれが精一杯という現実(汗)

やはり暗いレンズにテレコンの重ね技だけではこの程度とは予測できていましたが、やってみて妙に納得できました。

一応、コンデジなどに例えると光学ズーム3,000mm÷24mm=125倍ズームといった感じでしょうか(笑)

センサータイプがAPS-Cなら1.5倍の4,500mmズームに、マイクロフォーサースなら2倍の6,000mmに,

ペンタックスのQマウントなら約5倍前後の15,000mmになると思われます(メーカー及びマウントタイプ別のテレコンの詳細は割愛します)


参考までにですが現時点でのコンデジの光学ズーム最高倍率の機種はニコンのCOOLPIX P900で光学ズーム83倍。

噂によると、ニコンからその後継機として光学125倍ズーム付きのコンデジが発売予定との情報も・・・(上の写真とちょうど同じ125倍です)


カメラは言うまでもなく搭載される撮像素子(センサー)の種類や大きさ、レンズ性能、映像エンジン、手振れ補正機能などにより、写り具合は全然変わるものですが、高性能化、高機能化はまだまだ進んでいるようなので今後も楽しみです。

20180602-大崎公園稲村ヶ崎014.jpg

すっかり撮影に没頭していたらだいぶ陽も傾いてきました。

とりあえずの焦点距離3,000mmの撮影を味わった後は大崎公園を後にして披露山の住宅街を抜けて走って来た道を戻ります。

小坪よりR134に合流して大渋滞中の材木座~由比ヶ浜と走って稲村ヶ崎へ

夕日はこの時期は丹沢方面に沈むので陰になって見えません(便利なサイト→日の出・日の入りマップ

稲村ヶ崎公園の敷地内に自転車を置いてマジックアワーの江の島を撮影(いつもはマジックアワーが撮影の本番)

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少し空気が霞んでいましたが夕方になり薄っすらと富士山も浮かんできました。

シャッター速度:25s ISO:100 ND-3200(ND400×ND8) 

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しばし稲村ヶ崎からの光景を楽しんだ後は、再び大渋滞中のR134を走って片瀬江ノ島へ

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西の空には金星がだいぶ高く見えるようになってきました。

片瀬海岸より日没後の富士山と金星を眺めながらのんびり帰宅しました^^


■走行距離 34km


そして夜、ベランダで再びミラーレンズとテレコンで月の撮影にトライ(月齢:17.6)


まずは3倍テレコンで ↓

20180602-月ー3倍.jpg

焦点距離:1,500mm シャッター速度:1/100 ISO:800 3倍テレコン トリミングなし


続いて昼間の撮影時と同様にテレコン重ねパターンでトライ(3倍×2倍→6倍)

↓ 画角より月がハミ出てますが・・・(苦笑)

20180602-月ー6倍.jpg

焦点距離:3,000mm シャッター速度:1/80 ISO:2,500 計6倍テレコン(重ね合わせ) トリミングなし


月は明るいのでテレコン重ね合わせによりレンズが暗くても比較的見つけやすいのですが、3,000mmだと三脚固定でライブビューを眺めている間も月は動き続けるので捉えるのに意外と苦労しました(笑)

テレコン重ね合わせの3,000mmの世界も、被写体とカメラ設定によっては意外と使えることが分かったので、ロードで走りに行くときはサドルバッグに忍ばせてもう少し撮影の幅を楽しんでみようと思います^^

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