盛夏の道志みち~山中湖まで周回 ロングライド [山梨・道志・富士五湖方面]
<道志渓谷>
2016年8月5日
今回は道志みちより山中湖(富士五胡のひとつ)まで周回して来ました
炎天下での178kmの走行はかなりキツかったですが、渓谷美を満喫できたので走り甲斐がありました。
「道志みち」は裏丹沢エリアとも言われる神奈川県の貴重な水源でもある道志川沿いを走る国道413号線の通称です。
ロードバイクはもちろん、多くのライダーやキャンパー、釣人、丹沢への登山客により、週末の交通量はとても多く、中央高速の渋滞時の抜け道としても知られています。
昔から道志七里と言われ、両国橋(県境)の山梨県側より丹沢山地と道志山塊の鞍部となる山伏峠(標高1,100m)までを結ぶ長い街道のヒルクライムコースです。
ピークの山伏峠のトンネルを抜ければ、富士五胡の山中湖のある山中湖村となります。
コースはこんな感じです(茅ヶ崎駅起点)↓
標高グラフは左側が宮ヶ瀬湖から道志みちの長い登坂
中央の平の部分が山中湖
右側が籠坂峠からのダウンヒルです。
まさに丹沢山塊を包み込むようなルートです。↓
この日は仕事の代休を利用して、ロードバイクでは初の平日走行となります。
道志みちは週末の交通量がとても多いので、平日なら走ってみるチャンスだと思い早朝出発の予定も、熱帯夜でぐっすり眠れず目覚ましも起きれずに二度寝してしまい、バナナ1本とコーヒーを飲んでから朝7時頃の自宅出発となりました(苦笑)
今日は大き目のサドルバックに輪行装備、着替類に加え、山中湖から富士山の眺めを期待して一眼レフカメラも強引に押し込んで挑みます(重たい・・)
既にに気温も上昇し、平日のラッシュアワーにより神川橋~伊勢原あたりまでの道路では渋滞が発生し、完全に出遅れ感のスタートとなりました。
↑神川橋(相模川)
県道44号で伊勢原へ向かいます。
伊勢原のR246号交差点を直進し、県道63号で宮ヶ瀬方面へ向かいます。
尾崎交差点を左折し、しばらく進み道の駅清川で休憩
すでに全身汗だく・・
宮ヶ瀬方面に近づくに連れ交通量がグッと少なくなります。
みんみんゼミのメロディーを聴きながら土山峠へヒルクライム
いいウォーミングアップになりました(汗!)
登り切ると、宮ヶ瀬湖に到着
快晴は好きですがとても暑い・・(笑)
やまびこ大橋にて
2週間前に来た時より水位がさらに下がっていました
↓↓2週間前に撮影したもの
道路はガラガラ・・
宮ヶ瀬園地の前を通過します。
こちらも2週間前の週末に来た時の賑わいに比べれば、雲泥の差でとても静かでした。
虹の大橋~鳥屋~鳥屋郵便局を経て県道64号で道志みち(国道413号)に合流します。
さて、ここからが今日の本番です。
カンカン照りでこれから山中湖まで42kmの道のり
取り敢えず覚悟を決めます。今更引き返すわけにも行かないし(笑)
両国橋(神奈川と山梨の県境)まではそれなりにアップダウンの道です。
両国橋を渡り少し登ったところより、両国橋を撮影
なかなかペースが上がらない
途中、道志川の清流が眼下に見えるポイントもあります。
両国橋より久保あたりまでは道志川では最も狭間を形成する区間です。
以前は渓流釣りでこの途中にある大渡(おおわた)前後より獣道を下って入渓し、よくヤマメを釣りに来たものです(その後キャッチ&リリース区間が道志川に設定されて以来、釣りでは訪れなくなりました)
やがて久保の吊り橋へ到着
眼下に下流方向を眺める
やはり深い谷を成していますがとても綺麗な流れです。
この後、道志みちを走行中、前方で反対車線の斜面より鹿2頭が小走りに横切っていきました。
暑くてペースも上がらずもジワジワと高度を上げていきます。
笹久根~紅椿の湯~道志村役場~大久保(道志の湯入口交差点)をひたすら走ります。
やがて四里塚の休憩スポットに到着
だいぶ奥まで進んできました
やがて道の駅どうしに到着
夏休みにより結構賑わっていました。この場所の標高は約700m
暑さによる疲労感により、水を頭からかぶってクールダウン。
ここで名物:豆乳ソフトクリームを注入
山伏峠へ備えます。
道の駅どうしから山伏峠までの約9km、標高差約400mのヒルクライム開始です。
道志川も渓谷から里川に変わります。
水が澄んでいてとても綺麗です。
地味に長い直線の坂 結構キツかったです。
途中にある道志水源林の碑
道志川沿いは緑が豊富で水源かん養林として横浜市の水源として支えてるそうです。
まだかまだかと漕ぎ続けますが、なかなか進まない。
特別な急坂区間はないものの、距離があるので堪えます
ようやく山伏峠(山伏トンネル)に到着
ここの標高はおそよ1,100mです。
あとはトンネルを抜ければ山中湖までの下りです。
トンネルを抜けると、山中湖村の標識が見えてきます。
これより約4kmほどダウンヒルをして山中湖畔に出ました。
湖畔のサイクリングロードで北側を半時計回りで周回します
しかし・・・
せっかく一眼レフまで積んできたのに富士山は雲の中・・・
まあ仕方なし。
心地よい風が吹いていたので、それまでの疲れも吹っ飛びました。
左から三国山~楢木山~大洞山~立山の稜線が良く見えます。
お決まりの一枚
サイクリングロードをしばらく走り、国道138号に合流
道沿いには平日とはいえ盛夏により観光客が多かったです。
山中湖の西側をしばらく走り、籠坂峠で須走(御殿場方面)へ登ります。
籠坂峠への登り坂では、路肩も狭くところどころで凸凹の路面状況により、自転車での走行はあまり適さないと感じました。
気温もさらに上がり、酷暑の籠坂路となりました
やがて籠坂峠へ 標高1,104m(山梨と静岡の県境)
これより須走まで(おそらく自宅まで続く)ダウンヒル開始
静岡側はよく整備された道で走りやすかったです。
須走まで下って、道の駅すばしりで小休止。
その後静岡県道151号線より1本南側に走る道をしばらくダウンヒルし、国道246号より道の駅ふじおやまへ
ここで今日初の穀物となる絶品カレーパンとラムネ味のソフトクリームを補給
今日のライドでの食事はソフトクリーム2つとこのカレーパンのみ
暑くて食欲も湧かず、スポーツドリンクやアミノ酸ばかりチャージしていました
このカレーパン 確かに美味しかったですが、絶品の理由は不明とのこと・・
店員さんとしばし談笑後、出発します
静岡県道394号で国道246号までの7kmほど走ります。
途中で金時山がクッキリと見えました。
国道246号に合流してからは大型車が飛び交う中、清水橋まで走り県道727号へ
この道は交通量が少なくとても好きな道なのですが、今日は国道246号が大渋滞だったことと平日ということもあり意外と交通量が多かったのには少し驚きました。
樋口橋より山北駅へ向かって駅前のトイレで休憩し、自販機で買ったアイスコーヒーを一気に飲み干し、今日何度目かとなるスポーツドリンクを補充
ここで桜の湯に浸かっての輪行も考えていたものの、自走することにして酒匂川CRで帰ることに
酒匂川CR山北側起点となる休憩スポットでのんびり休憩
酒匂川は鮎釣りが多かったです。
ほとんど人のいない酒匂川CRを流します。
開成ふれあい館でも水道水を頭からかぶってクールダウン
その後CRを走行中にアブの様な虫が突然右腕に止まった後「チクリ!」
とっさに左腕で振り払い、吸引したもののじわじわと熱を帯び腫れてきて、もしや蜂だったか?と思いつつも、様子を見ながらそのまま走ることに。
その後富士見大橋まで南下後、いつものように県道717号で国府津へ出てから国道1号を東進
大磯城山公園でコーラを買いベンチに座って休憩。
疲労感が溜まっていたのか、或いは虫刺されによるものか、少し頭がクラクラしてきたので息を整えてから出発
そのまま国道1号で平塚市街を走って馬入橋へ
夕方のラッシュアワーにより大渋滞中でした。
今日走ってきた道志みち方面(丹沢山塊の裏側)に夕陽が傾きかけています。
重たい一眼レフを取り出し、ここで少し活用して撮影してみました(苦笑)
炎天下で約半日を要しさらに真っ黒に日焼けしましたが(笑)、今回も結構遠くまで行けてしまう自転車の凄さというものを改めて感じた次第です。
■走行距離 178km ■平均速度 21.0km/h
■平均心拍 144bpm ■最大心拍 186bpm
■行動時間(走行時間+休憩時間等)11時間28分
■消費カロリー 3,604kcal(サイコン)
▲塁積標高(ガーミンbasecamp)±3,169m
▲獲得標高(ルートラボ) 2,460m